道徳感情論

　「国富論」に先立って、「経済学の父が」構想した「共感」原理に基づく道徳哲学の全貌。

スミスといえば、利己心が市場経済を動かすという『国富論』の記述が有名だが、
スミスの『国富論』に先立つ主著である『道徳感情論』では、他者への「共感」が人間行動の根底に置かれている。混迷する現代の経済状況下において新しい資本主義を考える際の必読書。

著者：アダム・スミス　訳者：村井 章子（ムライ アキコ）、北川 知子（キタガワ トモコ）　発行：日経BP社　　縦書き・ページ数：754　ISBN：9784822250003　　　［2021年6月7日第1版第5刷］

☆ノーベル経済学賞受賞学者のアマルティア・センによる序文が理解を助けます。学生の方はもちろん、経済を学び直したい方にもおすすめします。