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金融危機の行動経済学

金融危機の行動経済学


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投資家心理と金融の脆弱性

 なぜ、当局も金融機関もプロ投資家もリスクに気づきながら間違ったのか? 過剰な期待が生む危機の構図を解明した行動経済学の力作。

■2008年9月のリーマンの倒産は、投資家、金融当局にとって意外な驚きだった。彼らは景気拡大が続く、という強い見通しをもっていたからだ。政府はリーマン倒産後、経営危機に陥った他の金融機関の救済に動いたが、戦後最悪の景気後退を防ぐことはできなかった。なぜ、金融危機は起こったのか?
■それは、米連邦準備理事会(FRB)をはじめとする政策当局、銀行など金融機関、プロの投資家、ほとんどの市場参加者が誤った信念に囚われていたためだ――。二人のすぐれた著者が、人々の信念がどのようにして金融市場を動かし、信用とレバレッジの拡大に結びつくのか、経済を大きな危機にさらすことに至るのかを明らかにし、金融危機と経済リスクの本質について再考を迫る。
■本書は、リーマン倒産、続いて起こった金融市場のメルトダウンの経緯を明らかにし、住宅購入者、投資家、政策当局の信念が不安定化をもたらしたことを新しいエビデンスを示して解明する。最新の心理学、行動経済学の研究成果をもとに、なぜ、金融危機が多くの人々にショックをもたらしたのか、金融と経済の不安定性はどう続くのか、信用サイクル、景気サイクルはどう生じるのかについて、新しい見方を提示する。
■最も聡明な市場参加者、政策当局者たちも、経済リスクの広がりを十分理解していなかった背景を示すとともに、今日の予想しがたい金融市場の動きを理解するためのフレームワークを提示する。金融市場を理解したい人々にとって必読書。

著者:ニコラ・ジェンナイオーリ、アンドレイ・シュライファー 訳者:貫井 佳子(ヌキイ ヨシコ) 発行:日経BP 日本経済新聞出版本部  横書き・ページ数:256 ISBN:9784532135126   [2021年3月22日1版1刷]

☆合理的期待仮説」を超える理論的枠組みとは?行動経済学のアプローチで金融危機、景気サイクルの構図を解き明かします。投資家、ビジネスパーソンの方に。