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自由の命運 (上)

自由の命運 (上)


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国家、社会、そして狭い回廊

 自由の命運を握る「狭い回廊」とは?ノーベル経済学賞の歴代受賞者が称賛する必読の書。

 ポピュリズムの伸張や専制国家の台頭により、世界各地で脅かされている「自由」。この権利を勝ち取り、経済的な繁栄を成し遂げた国々が、人類史上まれなのはなぜか?繁栄の前提条件となる個人の自由と安全は、強力な国家=「リヴァイアサン」なしにはあり得ない。しかし国家が強くなりすぎれば「専横のリヴァイアサン」(独裁国家)が生まれ、逆に弱すぎれば「不在のリヴァイアサン」(無政府状態)に堕してしまう。専横と不在のふたつのリヴァイアサンに挟まれた「狭い回廊」に入り、国家と社会のせめぎ合いをへて「足枷のリヴァイアサン」を生み出した国だけが、自由と繁栄を維持できるのだ。では、その道筋とは?内戦下のシリアから、古代ギリシア、建国期のアメリカ合衆国、現代中国まで、古今東西の豊富な歴史研究をもとに、ますます貴重になりつつある自由を保ち、「狭い回廊」内に留まる方策を論じる。

著者:ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン 訳者:櫻井 祐子(サクライ ユウコ) 発行:早川書房  縦書き・ページ数:416 ISBN:9784152099105   [2020年1月25日初版]

☆ノーベル経済学賞の受賞が有力視される経済学者アセモグルと政治学者ロビンソンが経済と国家統制の関係性を追究。世の中を憂う前に。※他に下巻があります。